金融研究   

2010年2月6日土曜日

USドルのインフレ率:インフォグラフィック



1913年代のアメリカの1ドルが現代ではどれ位の価値になっているのかのインフォグラフィックです。

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http://goo.gl/nN8Q

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2009年8月10日月曜日

$20 per Gallon:高沸する原油とその後の世界




最近、$20 per Gallonていう本を読んだ。近年のピークオイル説の本では「なんでオイルの産出量が2、3年以内にピークを迎えるのか?」っていうテーマの本が多いのだけれど、、$20 per Gallonでは、「オイルの値段が1ガロン(4リットル位)$10や$20になった時にアメリカはどうなるのか?」っていうテーマで書いてあるのでとても新鮮だった。テーマが多岐に渡るのでざっと箇条書きにすると下記の通り。

現在のガソリンの値段は驚くほど安い。1ガロン$5だとしても、バドワイザーは$13 コーラは$8 エビアン$は7.5 と日常的に僕たちが買ってる物と比べてもまだまだ安い

燃費の悪い黄色いスクールバスは消える。アメリカの各州から生徒を集める州立大学は、地元の生徒の割合がどんどん増える。

USPSや警察の予算上昇は免れない。郵便局は郵便の値上げなどができるが、警察は値上げするという選択肢が無い上、現在も予算ぎりぎり。予算削減のため歩いてのパトロールが増える。

航空会社は当然苦しめられる。現在赤字の航空会社は潰れる可能性が高い。Jet BlueやSouthwest, Continental(Continentalは現在$5billionの赤字だが他の競合に比べると赤字額は少ない) は生き残る可能性が高い。また、ボーイング787は燃料費を20%削減できるので先行投資して787を導入できる企業は強い。(日本の場合、ANAは787をオーダーしているはず。)

鉄道会社は航空会社とは逆にこれから大活躍をする事になる。アメリカには日本、フランス、イギリス、韓国などに見られる高速鉄道が無い。実際にはあるが遅い。これからそういった高速鉄道の建設もあるかもしれない。

アメリカの各所に存在する小さい町は、いままではリゾートという売りで都市部から人を集め地価を上昇させてきたが、今後はそういう事が無くなる。ウォールマートにより依存した町になるか、川や鉄道などのインフラが整っている町は逆に栄える。

全国のギャンブラーを集めたラスベガスは、交通費の上昇により現在より大幅に規模を縮小せざるを得ない。ディズニーワールド、ユニバーサルランドなども同様に苦しくなる

Fedexと並ぶ運輸会社UPSは現在でもガソリン価格上昇に備えて、オペレーションのテスト、電気自動車でのテスト走行、ハイブリッドカーのテスト走行などを頻繁に行っており、勝ち組になる可能性が高い。

「フラット化する世界」という本で述べられている事とは逆に、中国からの製品は減り、現地での仕事が増える。


などなど、そんな事が書かれていた。これはアメリカの事なんだけれど、日本ではどうなるのだろう。アメリカと違って人口密度が高く、バスや鉄道、自動車などの使用率もすごい高い。航空会社ではJALにあまり望みは無さそう。心配なのは魚とか野菜の値段か。とにかく$20 per Gallonは読んでみる価値あると思います。




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